連日、厳しい暑さが続く石川県内。各地の消防によりますと、28日は熱中症やその疑いで6人が病院に運ばれたということです。このうち、津幡町の70代男性は畑で作業中に倒れたとみられ意識不明で病院へ搬送されました。

こうした中、津幡町の河北潟干拓地には28日、ひまわり村がオープン。ここでも熱中症対策は欠かせませんでした。

満開のヒマワリ

石川県津幡町の河北潟干拓地の「ひまわり村」の開村式には、5月にヒマワリの種を植えた近隣の2市2町の園児らが招かれました。

28日、日中の最高気温は、七尾で35.4度と3日連続の猛暑日を記録したほか、金沢で34.8度、小松で34度など、11全ての地点で30度を超えました。県内にはあすも熱中症警戒アラートが発表され、これで6日連続となります。

かき氷を食べる子どもは…
「これおいしい、冷たい」

連日続く厳しい暑さは、幼い子供の体への負担も懸念されます。
開村式では様々な熱中症対策がとられました。例年30分以上行われる式典は、10分間に短縮。さらに…

記者
園児たちは冷房の効いたバスの中で順番待ちをしていました。これからひまわり村へと出ていきますが、通常の2分の一の時間に短縮されるということです

園児たちはバスの中でもしっかりと水分を補給していました。

さくらこども園・正田裕美さん
「炎天下では、30分以内に出入りを含めて行うということと、水分補給を心がけています。子どもは自分の体の限界も気づきにくいとは思うので、どのように自分の身を暑さから守るかということを普段から伝えるようにしています」

ひまわり村を見学する子どもたち

ひまわり村では先日の大雨の影響で一部のヒマワリの生育が遅れていることから、今年は来月中旬ごろまで花を楽しめる予定です。