中古車販売会社の「ビッグモーター」がわざと車を傷つけるなどして保険金を不正に請求していた問題で、斉藤国土交通大臣が整備工場がある全店舗について、違反行為がなかったか「ビッグモーター」側から報告を求めると明らかにしました。

「ビッグモーター」をめぐる一連の問題で、国交省がきょう午前9時から、全国24の都道府県にある34店舗の整備工場で、一斉に立ち入り検査を行っています。

斉藤国交大臣は閣議後の会見で一連の問題について、「立ち入り検査の結果なども踏まえ、道路運送車両法違反が認められれば厳正に対処する」と述べました。

そのうえで、立ち入り検査を行った店舗を含む、整備工場がある全135店舗について、違反行為がなかったか「ビッグモーター」側から報告を求めると明らかにしました。

国交省によりますと、きょう午前9時に、各地方運輸局から複数の店舗を管理する責任者に対し、管理している店舗で、道路運送車両法に違反する行為がなかったか、1か月以内に報告するよう求めたということです。

報告を拒否や、嘘の報告を行うと罰金が科せられるということです。