海上輸送の新たな形として注目を集めている「RO―RO(ロールオン・ロールアウト)船」の見学会が定期航路の玉野市・宇野港で開かれました。会場には運輸業界のみならず、地方自治体の関係者ら約200人が参加。関心の高さが伺えました。

見学会は「RO―RO船」を運航している愛媛県の大王海運が開催しました。「RO―RO船」とはスロープを使ってトラックの荷台などを積み込む船です。

コンテナ船より作業が効率的で積み込んだ後はドライバーが不要なため「2024年問題」対策としても注目を集めています。

(利用業者)「これからトラックの2024年問題もありますので、こういった船を増やしていきたい」
「2024年問題」とは、来年から運送業界で人手不足が本格化すると指摘されている問題です。ドライバーの時間外労働が制限されることなどを受けて全国で荷物が届きにくくなると危惧されています。

(大王海運 曽我部社長)「物流の改善が強く求められるところ。物流の改革の参考にしていただければいいなと」

長距離輸送の一部を船が担うことで、運転手の仕事は港から目的地までの近距離輸送となりCO2排出量も車の1/5に減らせます。また災害で陸路が寸断された場合も有用で地元市長も今後の需要増加に期待していました。

(柴田義朗 玉野市長)「非常に大切な役割を果たしているこの船が、宇野港(田井地区)に週6便入っているということで、認識を新たにしました」
積み込み時間の短縮で陸上輸送と比較しても輸送日数を1日から2日加えるだけで対応できるといいます。

(大王海運 曽我部社長)「2日間の日程をいただければ、ほとんどの貨物はモーダルシフトが可能となる。お客様に理解を求めているところ。今のトラック事業者さんと極力、共存・共栄できるようなスキームをつくりあげていきたいと思っています」
ドライバーの働き方改革だけでなく宇野港の活性化も期待できる「RO―RO船」。関係者の注目が集まっています。














