熱中症の兆候や予防法、発症した場合の注意点などを専門家に聞きました。

山形市消防本部救急救命課の庄司朋行さんです。

あらためて、熱中症の特徴は?

軽度:めまい・たちくらみ・筋肉のこむらがえり
中程度:頭痛・おう吐など
重症:意識障害など

では、熱中症の「兆候」はどういった形で出るのでしょうか?

山形市消防本部救急救命課・庄司朋行消防司令補「汗、大量の発汗に合わせて、めまいやたちくらみといった症状が現れると、熱中症と疑っていい」

庄司さんは、屋外だけでなく、屋内も熱中症のリスクが高いと指摘します。

山形市消防本部救急救命課・庄司朋行消防司令補「最近では節電でエアコンや扇風機の使用を控えるという方もいると思うが、室温が知らぬ間に上がっていく。熱中症を引き起こしてしまうことも考えられる」

庄司さんによりますと、熱中症になった場合は…
「風通しのいい場所や冷房の効いた屋内に避難」
「衣服をゆるめて首元やわきの下太ももの付け根などを氷のうで冷やす」ことが重要だということです。

その上で。

山形市消防本部救急救命課・庄司朋行消防司令補「最初から意識、受け答えがあいまいだとか、自分で水分を補給できない場合は、ためらわずに119番通報で救急車を要請していただきたい」

万が一の時は、躊躇なく、「命を守る行動」が大切です。