子どもたちは夏休みに入り、川や海で水遊びを楽しむこともあると思います。ただ、気を付けたいのが事故です。各地で死亡事故も相次いでいます。川遊びに潜む危険について専門家に聞きました。
新潟県湯沢町の「鱒どまり」と呼ばれる人気のスポット。この時期は新潟県外からも多くの親子が訪れていて川遊びを楽しんでいます。

一方で、各地では川の事故も。
7月21日には福岡県の川で遊んでいた小学校6年生の児童3人が溺れ、死亡する事故も起きています。

一体どう防げば良いのか。
川での危険な箇所や注意点について、長岡技術科学大学大学院の教授で、水難学会の斎藤秀俊理事に教えてもらいました。

まずは(1)入水時は慎重に深さを確認
【水難学会 斎藤秀俊 理事】
「どうですかね。ぱっと目測で深いところでどれくらいですかね」

実際に入ってみると…
【黒崎貴之キャスター】
「あ!結構深い!このままいくと、下半身全部浸かりますよ。陸から見る見るだけじゃ、本当の深さは分からないんですね」

【水難学会 斎藤秀俊 理事】
「やっぱり入ってみないとわからない」
一見水深が浅いように見えても実際は深いケースがあるため、入水時に十分確認する必要があるということです。
また、斎藤理事によると大人の目線と子どもの目線を比べてみると、子どもの目線のほうが水深が浅く見えるということです。
これにより、子どもが浅いと思って飛び込み、溺れることが多いのです。