“自分たちが悪かった”と認める発言を
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
私も小さいながら会社をやっていて、いつも思っているのは、組織ってリーダーの写し鏡。
リーダーの振る舞いひとつが、組織を作っていくと、いつも思っている。
経営陣の記者会見を見ていると、隠ぺい体質であったり、不正への倫理感だったりの欠如について、“現場の問題”というふうに言っていますけれども、やはり元をたどっていくと、経営陣への責任っていうのはすごく強いなというふうに感じる。
そこに対しての自責の言葉、他責にするのではなくて、自分たちが悪かったっていうところをもっと認める発言をしていただきたいなっていうのはすごく感じます。
それが、新社長にもないとなると、全体の組織改革って、本当にうまくいくのかなっていうふうに思ってしまいます。

ホラン千秋キャスター:
知らなかったという言葉が多かったですよね。
井上貴博キャスター:
25日の会見もそうですけれど、ワンマン経営で、パワハラ体質をすごく象徴していた。全部、“責任は現場だ”と。
でも、知らなかったということは、裏を返すと、見抜けなかった、ガバナンスが効いていませんでしたっていうことを、認めるに等しい発言だったと思うんですよ。その組織を変えるとするのであれば、社長を変えたとて、株式は多分、ほぼ創業家が持っていますよね。そうすると、影響力は多大である。
そう考えると、株式構成を変えるなり、第三者を入れるなりしなければ、到底変わらないんじゃないかなと思う。
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
第三者が入らないと難しいんじゃないかなというふうには感じますね。和泉 新社長も、30年ぐらいずっと前社長と一緒にやってきてるというところで、きっと考えもだいぶシンクロされていますし、前社長はおそらく、今は退いてらっしゃいますけど、一定の影響力はあるという中でいうと、やはり外から、プロの経営者を入れるなり、第三者の目を入れないと、社員数もすごく大きい会社なので、かなり大変なんじゃないかなというふうに思います。