新型コロナウイルスについて、高知県内ではこの1週間で845人の感染が確認され、依然として感染は急速に拡大しています。これに加え、連日の暑さで熱中症の患者も増加し、医療・救急体制への影響が出始めています。
高知県によりますと、7月23日までの1週間に新型コロナに感染した人は845人で、前の週より240人以上増えています。1つの医療機関あたりの平均は19.2人で、1日あたり500人から900人の感染が確認されていた、第8波増加期の去年12月上旬と同じ水準だということです。
入院患者は100人を超え(101人)、このうち9人が重症です。
年代別では、10歳未満が138人、10代が128人、20代が84人、30代が93人、40代が91人、50代が82人、60代が63人、70代が79人、80歳以上が87人です。

クラスターは福祉施設や医療機関であわせて7件と前の週より増加。さらに、熱中症の増加も相まって、救急搬送の際に患者の受け入れ要請を3回以上断られるケースも増え、医療・救急体制への負担も広がりつつあります。
このため県は、新型コロナの入院治療が一段落した介護が必要な高齢者を、来月中旬から宿泊療養施設「やまもも」で受け入れます。また、入所型の高齢者・障害者施設の職員に26日から抗原検査キットを配布し集中検査を行います。

高知県は、「当面は感染拡大が続く」としていて、感染防止対策の継続、軽い症状の場合は救急車を呼ぶことを控える、救急車を呼ぶかどうか判断に迷う場合は医療相談電話「高知家の救急医療電話#7119」などを活用することを呼びかけています。














