これだけ暑いとビールもおいしい、となりそうですが、今、若い世代を中心に流行し始めているのが「ソバーキュリアス」、ノンアルコールカルチャーです。お酒を飲めるのに飲まない、あえて飲まない文化がここ山陰でも広がりを見せています。


「かんぱーい!」

先週金曜日。週末とあって賑わっていたのは米子市内のビアガーデンです。
 
キンキンに冷えたビールを楽しむ人が大半を占める一方で…。
 


「ジンジャーエールです。」
Q普段も飲まない?
「普段は飲みます。」
Qきょうは何で飲まない?
「明日が仕事だから。」
「きょうはノンアルコールビールとコーラ飲んでます。ちょっとお酒控えてまして、ダイエット中です。(お酒は)もうちょっと痩せてからのお楽しみで。」

ノンアルコールドリンクを楽しむ人の姿も多くみられました。

こうした中。

記者 土江諒
「こちらのスーパーではノンアルコールの商品がずらりと並んでいる。アルコールは飲めるけどあえてライフスタイルをノンアルコールの商品を選ぶ、そういったライフスタイルをソバーキュリアスと呼ばれています。」

「ソバ―キュリアス」。
「Sober(しらふ)」と「Curious(好奇心)」を組み合わせた造語で「酒は飲めるけどあえて飲まない」という生活スタイルを意味しています。

ノンアル市場の規模が年々拡大する今、大手飲料メーカー・アサヒ飲料によると20歳から59歳の男女1万人のうち「飲まない派」はおよそ45%という結果に。
そのうち飲めるけど飲まない「ソバーキュリアス」の割合も全体の13.7%にのぼるといいます。

飲食店もこの流れを感じとっているようで…。

475ポチャビアガーデン 野口貴文 プロデューサー
「人の浪費が減ったと思っていて、次の日のことを考えてたりとか、節約だったりとか、無駄に飲まない人も多くなってクリーンな生活スタイルになったのかなと。」