夏の高校野球高知大会は25日が決勝戦。初めて決勝に進んだ高知中央と、14年ぶりの夏の甲子園を目指す高知の戦いは、1点を争う熱戦を制した高知中央が初めてとなる甲子園の切符を手にしました。

4大会連続で決勝に駒を進めた高知の先発は2年生エースの辻井。3者連続三振と最高のスタートを切ります。

そのウラ高知の攻撃、いきなりチャンスを迎えます。ワンアウト、ランナー三塁一塁でバッターは4番山平!

決勝に初めて進出した高知中央がいい守備を見せ高知の先制を許しません。

今年は4年ぶりに声だし応援が解禁され、球場には両チームの応援団の声が響きます。

その声援を受けた高知の辻井と高知中央の高橋の両先発が要所を抑えたピッチングを見せ、スコアボードにはゼロが並びます。

5回ウラ高知は足を使って高知中央の守備をかき乱そうとしますが、キャッチャー越智!

先制点が欲しい高知中央は6回表に先発の辻井をとらえ、1アウト満塁のチャンスを作ります。
バッターは4番堅田が粘ってフォアボールをもぎ取り押し出しでついに均衡を破ります。その後2アウト3塁・2塁として5番奥田!
高知の先発辻井をマウンドから降ろします。高知中央の勢いは止まりません。変わったピッチャー平の球を6番越智がしぶとくライトに運びます。その後も1点を追加し、高知中央はこの回4点を奪います。

そのウラ追いつきたい高知は1アウト満塁のチャンスにキャプテン西村!

さらに高知は8回ウラに2アウト満塁で代打の代打、酒井!
ついに1点差に詰め寄ります。迎えた9回のウラ。2アウト2塁1塁と逆転のランナーを出し、打席には、8番黒岩。
レフトフライに倒れ、ゲームセット。
高知中央が初めての決勝で初めての甲子園への切符を手に入れました。
(高知中央 西岡悠慎 主将)
「もう、ずっとつらいことばっかりで…。今までしんどいことばかりでずっと苦しんできたが最後、解放されるような気持ちでした」

(高知中央 太田弘昭 監督)
「選手の努力が結ばれたことが一番うれしく思っています。その結果が甲子園出場ということだと思う。浮かれることなく明徳義塾と高知に勝てたので、高知代表として本当に恥じない姿を甲子園で見せたい」















