宮城県気仙沼市で発掘された国内最大級とみられるアンモナイトの化石の展示が25日から東北大学で始まりました。
巨大アンモナイトの化石が展示されているのは、仙台市青葉区にある東北大学総合学術博物館です。
我妻優記者:
「国内で見つかる数多くのアンモナイトの化石はこちら手のひらより少し小さいサイズが多いということですが、今回、展示されたのはこちらです。でかすぎます」

アンモナイトの特徴である渦を巻いた殻は、赤で印した矢印の部分から始まっています。大きさは、直径1メートル20センチを超え国内最大級だということです。
東北大学 永廣昌之名誉教授:
「1mを超える巨大なアンモナイトが生きていた過去の海を想像するだけで心が躍る。巨大なアンモナイトは国内で見ると極限られた数しかない」

このアンモナイトは、1967年に気仙沼市大島の地層で、当時気仙沼高校に通っていた下山正一さんが発見しました。今から1億3600万年前の白亜紀初期に生息していたものと見られています。
東北大学 永廣昌之名誉教授:
「こういうものがあると博物館で見て、僕も私も見つけるとなってほしい」

巨大なアンモナイトは、今後博物館に常設で展示されるということです。これまでは気仙沼市が管理していましたが去年、東北大学に寄贈されました。