韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が24日午後11時55分ごろから25日午前0時ごろにかけて、首都平壌付近から日本海に向け2発の短距離弾道ミサイルを発射したと発表しました。

北朝鮮は今月、核兵器を搭載可能なアメリカ軍の戦略原子力潜水艦が42年ぶりに寄港したことについて、「核兵器の使用条件に該当し得る」とする国防相の談話を発表して反発。短距離弾道ミサイルや巡航ミサイルの発射も行いました。

こうしたなか24日、対潜水艦戦などを主に行うアメリカ軍の原子力潜水艦が韓国・済州島を訪問したことから、さらなる挑発に踏み切った可能性があります。

また、今週27日には、北朝鮮が「戦勝節」と呼ぶ、朝鮮戦争の休戦協定が締結された日を控えていて、韓国の通信社・聯合ニュースは「北朝鮮が内部の結束を固める意図も含まれている」との見方を伝えています。