夏本番となりすでに「手持ち花火を楽しんだ」という方もいるかもしれません。
今回は、線香花火が少しでも長く楽しめる「裏技」など花火の楽しみ方をプロに聞きました。

23日、愛知県豊橋市で子どもたちを対象に『わくわく花火スクール』が行われました。講師は愛知県の花火業者の皆さんです。
例えば、家庭用「おもちゃ花火」の定番「すすき花火」。

先端部分のヒラヒラとした紙は、導火線ではなく、火薬保護のためについているものですが、なかなか火がつかないという経験ありませんか?そんな時には…
「ヒラヒラ」をちぎると火薬部分に直接着火できます。

(スクールに来た親子)
「『先をちぎって』というのを初めて知ったので驚きでした」

線香花火を長持ちさせるには…
続いて線香花火。着火した後に少しでも長く楽しむための裏技を聞きました。
まずは、火薬のつまっている先端のくびれた部分を軽くねじります。こうすることで、中の火薬がまとまるとのこと。合わせて素材の和紙の強度も増すそうです。

そして、着火。ここで、さらなる裏技が。地面に対して花火を垂直に垂らすのではなく、持ち手を斜め45度に傾けること。こうすると花火の玉が落ちにくくなり、「少し長持ちする」と言い伝えられているということです。

そこで、この言い伝えを記者が検証。「垂直」対「斜め45度」で、花火の持続時間にどれくらい差が出るのか?10本ずつで実験です。

すると…「垂直」は玉が落ちるまで平均25.283秒。
これに対して「斜め45度」は…

平均で27.469秒の持続時間。その差は、2.186秒でした。個体差はありますが、「言い伝え」通り、少しでも長く楽しむための効果はありそうです。



さらに、『わくわく花火スクール』では安全面の注意事項も伝えられました。