学生たちが考えた身近な課題を解決する方法の発表会が24日、仙台高等専門学校で開かれました。伸び縮みする松葉杖など個性豊かな学生たちのアイデアが披露されました。

仙台市青葉区の仙台高等専門学校で開かれたPBL=課題解決型学習の成果発表会では4年生の学生が24のチームに分かれて生活の中の身近な課題の解決策をプレゼンしました。

こちらは、「DX松葉杖」。レバーを握ると長さを調節できる、というアイデアです。松葉杖を使って生活したときに階段の上り下りに苦労した経験から伸び縮みする松葉杖を思いついたということです。

また、こちらのチームは、エレベーターに乗っているときの地震や火災の災害体験ができるVRを開発しました。様々な状況で被災する可能性がある中で、エレベーターに特化した訓練はあまりないというところから着想を得ました。

学生:
「自分たちで計画して新しいプロジェクトを進めていくのは大きな経験だと思うので、この知識が生かせるようにがんばっていきたい」

仙台高専は、アントレプレナーシップ=起業家精神を養う教育に力を入れていて今後もこうした実践的な学習に取り組んでいくということです。