ウクライナ南部へのロシアの攻撃が連日続く中、ロシア国防省は21日、黒海で一部海域を封鎖する想定で軍事演習を行ったと発表しました。

ロシア国防省によりますと、黒海で行われた演習では黒海艦隊のミサイル艦が船舶に見立てた標的に対し、対艦巡航ミサイルを発射し破壊したということです。

演習は黒海の一部海域を封鎖することを想定し、違反した船舶を拿捕する訓練も行ったとしています。

ロシアは今週はじめ、黒海を通じたウクライナ産の穀物輸出をめぐる合意から離脱。ウクライナに向かう船舶を軍事物資を輸送しているとみなすと警告していて、今回の演習はウクライナや欧米をけん制する狙いがあるとみられます。

ウクライナ南部ではロシアによる攻撃が連日続いていて、オデーサ州では穀物倉庫へのミサイル攻撃で2人がけがをしたほか、ザポリージャ州ではインフラ施設への攻撃で4人が死亡しました。

こうした中、プーチン大統領は21日、安全保障会議を開催し、ウクライナの反転攻勢について「ウクライナ軍が何万人もの損失を出した」と述べ、ロシアが撃退に成功していると改めて強調しました。

また、プーチン氏は根拠を示すことなく、ポーランドがウクライナでの紛争に関与しようとしていると主張し、ポーランドの隣国でロシアと同盟関係にある「ベラルーシに侵略すればロシアはあらゆる手段で対抗する」と述べました。

ポーランドをめぐっては、ロシアの民間軍事会社ワグネルがベラルーシに入ったことを受け、ベラルーシとの国境を接する東部に軍を移動させることを決めたと報じられています。