空港に不法侵入する人物が現れた場合に備えて高知龍馬空港で対応訓練が行われました。沖縄では5月に実際に事件も起きていて、参加者たちが互いの連携の大切さを確認しました。
高知龍馬空港では不法侵入に対応する訓練を毎年行ってきましたが、コロナ禍で去年とおととしは書面での連携確認となっていて、本格的な訓練は3年ぶりです。
訓練には高知空港事務所や航空会社、警察などおよそ20人が参加。空港の制限区域内に車両1台が侵入してきたという想定です。駐機場に侵入した車からは男が降りてきて、刃物を振り回したり猟銃を所持したりして威嚇し続けます。警察が徐々に距離をつめ、男を確保しました。
5月には、沖縄の那覇空港で実際に、車が立ち入り区域に侵入した事件もおきていて、有事の際の関係機関の連携は、利用客の安全を守る上で最も重要です。
(大阪航空局高知空港事務所 上田哲也 所長)
「情報連携も取れていたし、車両の配置も役割分担し、車両停止に向けて連携ができていた。事前に侵入できない措置はすでに対策をとっている。今後も引き続き新しいリスクに対しても対応していく」
高知龍馬空港ではこれからも万が一を想定した訓練を行っていきたいとしています。














