混迷を極めるセブン&アイHD傘下の百貨店、そごう・西武の売却交渉。きょう、各社の首脳らによる会合が都内で行われました。
混迷を極める西武池袋本店への「ヨドバシ出店計画」がどうなるのか。きょう、都内のビルには各所のトップが集結しました。
都内で行われた説明会に出席したのは、▼セブン&アイHDの井阪社長、▼東京・豊島区からは高際区長。それに、▼ヨドバシHDの藤沢社長と、▼アメリカの投資ファンド「フォートレス」の代表者も出席。つまり、西武池袋本店への出店交渉にからむトップが勢揃いしました。
実はこの交渉、セブン&アイHDがアメリカの投資ファンドに売却を決めたのは去年11月。しかし、もともと今年2月だった売却の期限が2度も延期に。暗礁に乗り上げた売却交渉の完了を目指し、開かれたものです。
出店交渉関係者
「きょう、決めにかかっているよね」
「新たな計画が示されるかですよ」
残る大きな火種は、全国有数の売上を誇る西武池袋本店に、どれだけヨドバシが出店するかです。特に、▼ブランド店が建ち並ぶ百貨店の“顔”である1階部分と、▼鉄道に直結の連絡通路があり、お総菜コーナーなど圧倒的な人気を誇る地下1階部分です。
ヨドバシHDは当初、1階と地下1階などに家電量販店の出店を計画していました。しかし、“顔”部分への出店に豊島区などが懸念を示し、交渉が難航。
関係者によりますと、きょう改めて1階の主要部分や地下1階への出店計画などについて、1時間程度話し合いが行われましたが、平行線に終わったとみられます。
関係者
「もちろん、はじめから今日は無理と思ってましたよ」
暗礁に乗り上げた西武池袋本店への出店計画がどう決着するのか。混乱が続いています。
きょうのトップ会合でもまとまらなかったヨドバシ出店計画。今後どうなる見通しなのか。
焦点となっている西武池袋本店の高級ブランドが並ぶ、1階部分です。
池袋、奥を見てみますと、ビックカメラやヤマダデンキといった家電量販店がすでに出店しています。
きょう、関係各所のトップが集まった会合で事前にはヨドバシが一部譲歩し、話がまとまるという見方もありましたが、関係者によりますと「説明会では出席者が集まって、お互いの意見を言い合うに留まった」ということです。
ある関係者は、「きょうは何も決まっていない。出店計画が整ってスタートラインにたったところだ」と話していて、本格的な交渉はこれからになるとの見方を示しました。
そして今後の見通しですけれども、注目はストライキに踏み切るかどうかです。
そごう・西武の労働組合は、百貨店の継続と雇用の維持を求めたストライキの前に、スト権確立に向けた投票をあすまで続けています。そごう・西武では売却後の雇用の維持などを心配している人は多く、スト権が確立する可能性が高いとみていまして、ストライキに発展する可能性はゼロではないとみています。
セブンも、ヨドバシも、西武HDも、豊島区も、そして組合も、だれもが納得できる着地点はいまだ見えてこないというのが取材の実感です。
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