支持率下落に苦しむ岸田総理がきょうからさまざまな現場の声を聞く全国行脚をスタートさせました。また、自民党幹部との会談も重ねていますが、どのような狙いがあるのでしょうか。
岸田総理
「これ、作業されている方の年齢は」
きょう、岸田総理が訪れたのは栃木県の障害者支援施設。ここでは、障害のある生産者が収穫したブドウでワインを製造しています。
岸田総理
「中東から帰ってきた。中東は(気温が)45℃あった。ここはまだ涼しい」
岸田総理(先月21日)
「原点であります『国民の声を聞く』。今一度かみしめて声を聞き、そして、先送り出来ない課題に一つ一つ結果を出していく」
岸田総理は前の国会の会期末に伴う会見で、全国行脚する意向を表明していました。来月末までの間にこども政策や認知症などの現場を幅広く視察する方針です。
背景の一つにあるのが、内閣支持率の下落傾向です。主にマイナンバーをめぐるトラブルが要因とされていますが、与野党からはそれだけではないとの指摘も。
自民党若手議員
「増税というイメージとか、政権に対する不満が溜まっていて、雰囲気で下がっている部分はある」
政府関係者
「官邸で支持率を一番気にしているのは総理自身だ。自分でいろんなところから情報収集している」
こうした情報収集の一環なのでしょうか。岸田総理はきのう、国会内にある菅前総理の議員事務所を訪れ、およそ40分間会談しました。
岸田総理
「外交・内政、秋に向けて様々な政治課題があります。その課題に向けて意見交換をおこない、アドバイスをいただいた」
今週に入り岸田総理は、東京都内の日本料理店で萩生田政調会長と会食したほか、茂木幹事長、遠藤総務会長とも個別に面会しています。
「聞く力」で事態打開をはかりたい岸田総理ですが、「総理が持っているのは『聞く力』というより『聞き流す力』だ」と皮肉交じりに話す声も永田町からは聞こえてきます。
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