高騰するイベント運営費 新たな対応策は…

(ピー・スマイル 大江駿助店長)
「こちらの光るおもちゃは昨年の3割ぐらい値上がりしている」

他にも綿あめに使うザラメなど夏祭りに欠かせない商品のほぼすべてが2割ほど
値上がりしていると言います。
こうした逆風に、新たな対応策を取ったところもあります。

日本三大名泉の一つに数えられる岐阜県の下呂温泉。
8月3日の祭りでは1万発が打ち上げられる「下呂温泉花火ミュージカル夏公演」が行われます。
その担当者に聞いてみると…

(下呂市役所観光課 今井寛司課長)
「火薬の種類によっては5倍から6倍ぐらいの値段になっている」
例年約1000万円で運営できるイベントが物価高で約1200万円ほどかかるといいます。そこで取った対応策が…。
(下呂市役所観光課 今井寛司課長)
「クラウドファンティングを行いました」

主催の下呂市はクラウドファンディングや企業の協賛金などで不足分の資金を調達。何とか今年は開催に漕ぎ着けました。

(下呂市役所観光課 今井寛司課長)
「花火大会は感動と勇気を与える。断念すべきではない」
コロナの次は物価高。花火大会存続に向けて頭の痛い問題です。