およそ9か月ぶりに1番を背負ってのマウンド。
登板前のキャッチボール相手はエースの林君。

宮崎選手:
1球1球、全力で投げたいと思う。

試合に出られるのは当たり前じゃない。だから…



全力で投げる姿を見せて伝えたい。自分たちの分まで頑張ってほしいと。

山梨学院が4対0で勝利をおさめ、ゲームは幕を閉じました。

そして、感謝の思いを家族や仲間に伝えます。

宮崎選手:(高校で)投げる機会少なかったんですけど、最後良いピッチングができて良かったです。
宮崎選手の父:何も言えねぇ…




そして元エース宮崎君からエース林君に想いを託す

林選手:絶対甲子園行くから もう1回、甲子園で一緒に野球やろう。



宮崎選手:ありがとう…頼むわ

宮崎選手:
きょうのピッチングでみんなも少しは刺激を受けてくれたと思うので、次からはサポートして、県大会は圧勝してもらいたいと思う。

メンバーには選ばれなかったけど、明日からは頑張る場所は変わるだけ。
チームのみんなと過ごした時間はかけがえのない宝物。

彼らにはレギュラーに入れなった悔しさもあります。それでも、最後に試合ができる喜びを噛み締めていたように感じました。

前編:「最後はやり切ったと言いたい」センバツ優勝・山梨学院“メンバー外”球児、一足早い最後の夏