夏の全国高校野球山梨県大会の開幕まで1週間余りの6月27日、山梨学院高校と日本航空高校のある試合が行われました。
その試合は、夏の甲子園を目指すメンバーに入れなかった選手の引退試合です。
(前編/後編のうち後編)

試合は6回表、2対0で山梨学院がリードする中…
(会場アナウンス)
山梨学院高校ピッチャーの交代をお知らせします。ピッチャー木村君に代わりまして、宮崎君、背番号1。

宮崎海翔(かいと)君
実は宮崎君は、今の3年生の代で、最初にエースナンバーを背負ったピッチャー。
彼もまた甲子園を目指すメンバーに入れなかった一人でした。
宮崎君が、エースナンバーをつけるのは去年の秋の県大会以来、およそ9ヶ月ぶり。
神奈川県横浜市出身の宮崎君は1年生大会の時には背番号1を背負う将来のエース候補。
ですが、大きな期待はプレッシャーにもなりました。
宮崎海翔選手:
うまくいきすぎている部分もあったので、少し怖かった印象もあります。
そんな宮崎君の背中を当時、追いかけていたのが今のエースで同級生の林謙吾君でした。