高知新港を四国の貿易の玄関口に!高知と韓国の釜山を結ぶ新たなコンテナ船の定期航路が開設されました。
新たに定期航路を開設したのは、コンテナ貨物の取扱量で世界3位を誇るフランスの海運会社CMACGMGROUPです。
元々、釜山を出発し九州の港を周る航路がありましたが、その航路に高知を追加する形で開設されました。時間や燃料だけでも追加で大幅にかかるため、高知新港での今後の取引で利益を確保していくことが重要です。
20日は定期航路の就航を記念してセレモニーが開かれ、井上浩之副知事が「グループが持つアジアやヨーロッパなどの流通網を活用して、県産品の海外での取引を増やしていきたい」とあいさつしました。
20日に積み込まれた輸出用のコンテナには紙製品や工業製品が主に乗せられていて、今後は県内の農産物や水産物などの輸出も増やしていく方針です。
(CMACGMJAPAN 内田秀樹 社長)
「(CMACGMGROUPは)ほとんど全世界をカバーしているので南極・北極以外行っているくらい、他の地域は全部行っている。(高知の商品を)ぜひ海外に持っていきたいなと。かなり日本の農産物や食品は毎年輸出が増えているのでそこに貢献したいと思う」
韓国・釜山との定期航路は今回の就航で週2便から3便に増え、県は昨年度のコンテナの取扱量8040個から今年度は1万2000個まで増やす目標を掲げています。そのためにも、現在神戸の港を利用する四国の事業者などに高知新港を使ってもらえるよう働きかける方針です。