夏の風物詩「さかわかき氷街道」が今年もやってきました。牧野富太郎博士生誕の地で、6月25日には新しい道の駅が誕生した高知県佐川町。“朝ドラブーム”で大勢の観光客が訪れる中、参加している飲食店の人たちは気合いが入っています。

■松岡葵アナウンサー
「いや~毎日暑い!暑いといえば、かき氷!かき氷をたらふく食べたい!そんな願いをかなえてくれる『さかわかき氷街道』では、17種類ものかき氷を食べることができるんです!」
地域の町おこしを目的に4年前から始まったこのイベントは、さかわ観光協会の主催で行われていて、今ではすっかり町の夏の風物詩となっています。今年は4つの地区から7つの飲食店などが参加し、17種類のかき氷を堪能することができます。

まず向かったのは、斗賀野地区にある「野っぱら工房」です。まんじゅうなどを販売するこちらの店では、夏限定でかき氷を提供しています。

■野っぱら工房 桑鶴幸子 社長
桑鶴社長「お待たせしました!」
松岡アナ「すごい!いっぱいのってますね」
桑鶴社長「仁淀ブルーです」
松岡アナ「すごいきれいな水色ですね!」

かき氷に乗っているのは、塩漬けにしたサクラの葉を使った「羊羹」と、ショウガを使った「餅」。いずれも「河原に転がる石」をイメージしています。
松岡アナ「ん~氷がザクザク食感で楽しいですね!」
桑鶴社長「昔ながらの感じですね」

松岡アナ「こだわりの羊羹と餅もいただきます…ん~、口の中でとろける!しょっぱさがまたいいですね。あまーい密のかき氷とこのしょっぱさが本当によくマッチしてるんです」

続いては、佐川地区にある「霧生園」。自家栽培の甘酸っぱいブルーベリーシロップがたっぷりとかかったかき氷には、ブルーベリージャムや練乳、ソフトクリームをトッピングできます。松岡アナウンサーは全部トッピングしたみたいですね。


■霧生園 島﨑千代さん
「自社で無農薬でブルーベリーを栽培していて、シロップにしたらさっぱりめで甘酸っぱい感じで、ジャムにしたらブルーベリーの実がまるまる入っているので、そちらの食感もすごくお客さんに喜ばれています」

最後にやってきたのは、先月オープンした「まきのさんの道の駅・佐川」!クレープ専門店のcoco crepeがかき氷を販売しています。
■coco crepe 田中大介 店長
田中店長「お待たせしました!」
松岡アナ「待ってましたよ!私スプーン持って待ってましたから!」

松岡アナ「こちらのかき氷は、氷がきめ細かいです。ふわふわです。くちどけがとてもなめらかで雲を食べているみたいです。黒糖の濃い甘さ、きな粉がかかっているので、香ばしさがいい組わせになってるんです」
食べ進めると…

松岡アナ「プルプルしたものが出てきましたけど、これは何ですか?」
田中店長「こちら、オーギョーチーゼリーになりまして、牧野富太郎博士が発見した『オーギョーチー』という植物を原料に使用したゼリーになります」
松岡アナ「最後まで楽しませるという皆さんのお心を感じます。とってもぷるぷるですけど、寒天みたいな歯ごたえというか…」
さかわ観光協会によりますと、牧野博士にまつわるさまざまなイベントがきっかけで、町を訪れる観光客は去年の7倍に!
この機会を逃すまいと、スタッフは佐川の魅力発信に向けてやる気に満ち溢れています。

■さかわ観光協会 山﨑正和さん
「佐川町の特産品が楽しめるということ。佐川町では『まきのさんの道の駅・佐川』や『佐川おもちゃ美術館』など、二世代で楽しめる施設が多く誕生したので、ぜひ親子で来ていただいて佐川町の“味覚”と“観光スポット”を楽しんでいただきたいです」
「さかわかき氷街道」は9月30日まで行われています。この夏は暑さを肌で感じつつ、身体の内側から“涼”を楽しんでみてはいかがでしょうか。














