夏休みを迎える中、水の事故から命を守る方法を学んでもらおうと、20日山形県河北町の小学校で着衣泳の体験会が開かれました。

服を着たままプールに入る児童たち。

着衣泳とは、水の事故に巻き込まれた際、助かるために服を着た状態で水に浮くこと。

20日は河北町の西里小学校の4年生15人が、日本赤十字社の指導員から着衣泳を学びました。

児童たち、服を着たまま泳ごうとしますが。

児童「重たくてあんまり動けない」

服を着たままでは動きづらく、慌てて体を動かすと溺れる危険があります。

そこで。

報告・結城晃一郎「レジャーでよく見るボールやペットボトルが命を守ることにつながる」

ここで命を守るポイント!

もし水に落ちたら、慌てず、呼吸できるように上を向いて浮かぶこと。

そしてペットボトルなどをあごの下で持ち、浮き輪の代わりにして助けを待つこと。

ボールなどを抱えてもOKです。

また、場合によっては足だけで泳いで移動することも大事だということです。

児童「焦らないで落ち着いて浮かぶこと(が大事)。ボールはけっこう浮かんだのでボールがあると一番いいと思った」

児童「自分が水に落ちたら焦らず浮き輪代わりになるものを探して誰か助けを呼ぶのがいいと思った」

日本赤十字社・植松知加子指導員「力を抜いて浮かぶことは習わないとできないと思う。それを学んでもらえるとありがたい」

慌てずに「浮いて」「助けを待つ」。

このニュースをご覧の皆さんも「着衣泳」を調べてみると、水の事故から命を守ることにつながるかもしれませんよ。