日本三大霊場の一つとされる青森県むつ市の恐山で夏の大祭が始まり、県内外から参拝客が訪れています。

下北観光の本番を告げる夏の恐山大祭が20日始まりました。境内はカラカラと回る風車に、岩の合間から沸きだす硫黄泉の臭いが地獄に、湖をとりまく白い砂の浜が極楽に見立てられ、不思議な世界が広がっています。きょうは亡くなった人を供養する県内外の参拝客が訪れ、賽の河原や極楽浜などを巡っていました。

※訪れた人は
「初めて来ましたが、あの世とこの世がつながっているような不思議な気持ちになります」
「きょうは妹の亡くなった旦那のことを(イタコ)に伺ってみようと訪れた」

恐山の夏の大祭は24日まで行われ、22日には僧侶が列を成して山に登る「上山式」が執り行われます。