証言台に立った娘「殺さなければよかったという資格ない」

松山地裁

「一番は申し訳ない気持ち。家の事を父に丸投げしていた。もっと何かできたのでは…」

母親を殺されたことを問われた優香さんは、涙ながらに証言する。

「母にも申し訳ない、両親に家族の事を放り投げて、関わらないようにしていた。もっと関わるべきだった」
「父のした事は、確かに悪い。刑を受けるのは当然だが、私が例えば親戚に相談していたら…と思う」

そして、声を絞り出すように続けた。
「殺さなければよかったと言う資格はない、何もしてこなかった私には…」