5年前、栃木県日光市で行方がわからなくなったフランス人女性の捜索について、日本政府は国連から、フランス当局と連携するよう要請があったことを明らかにしました。
フランス人のティフェヌ・ベロンさんは、2018年7月日光市の宿泊施設に1人で泊まっていましたが、スーツケースやパスポートを部屋に残したまま行方がわからなくなり、警察は事件と事故の両面で捜査を続けています。
今年4月に出された国連の強制失踪委員会の報告書によりますと、フランス当局は誘拐事件として捜査を始め、日本の警察に2018年とおととしの2回にわたり携帯電話のデータ収集や保護を要請しましたが、回答を得られなかったということです。
このため委員会は、強制失踪条約に基づいて、日本政府に対し、ベロンさんを捜索、発見するためにフランス当局と最大限連携するよう要請したということです。
松野官房長官はきょうの会見で、要請があったことを認め、「日本政府として、しかるべき回答を行った」と述べました。
国連の強制失踪委員会は、条約加盟国に対し失踪者の捜索に関連する情報提供の要請や勧告を行うことを主な任務の一つとしています。
注目の記事
「価格破壊の店」「市民の味方」物価高続く中”10円焼き鳥”守り続ける店主の思い 創業75年の老舗居酒屋 福岡・大牟田市

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

障がい者就労支援で疑惑「数十億円規模」の給付金を過大請求か 元職員が語った加算制度の悪用手口「6か月ごとに契約だけ切り替えて...」 事業所の元利用者も"高すぎる給付金額"に不信感

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件









