日差しが厳しい炎天下では、帽子を被ることが熱中症の対策になります。「遮熱帽子」は様々なデザインや機能を備えたものも販売されていて、中には帽子の内部を10度以上涼しく保つことができるものもあります。解説します。

熱中症予防のポイントは?

南波雅俊キャスター:
7月18日には都内で熱中症疑いで188人が搬送されたということです。連日暑さが続く中で非常に危険な状態です。
伯鳳会東京曳舟病院の三浦邦久副院長に話を聞きました。熱中症のリスクを下げるポイントは「脳の温度を正常に保つこと」だそうです。脳の温度が上がると、「熱を下げないと」という判断になり発汗作用が促されていくということです。これが“脱水”を引き起こして熱中症に繋がるということです。
脳の温度を正常に保つには、直射日光から頭を守ることが重要なので帽子がおすすめだということです。

熱中症対策 「遮熱帽子」が進化

直射日光を防ぐのに非常に特化した遮熱帽子です。

【OVERRIDE:OVERRIDE SUN BLOCK HUNTING】
両サイド・後ろからも直射日光を防げるということです。カバー部分が外せますので普通の帽子としても使用できます。ナイロン素材で結構軽いです。

【丸福繊維:アドベンチャー ウルトラライトハット】
この帽子の注目は、アルミを使った特殊素材です。光や熱を防いでくれるというもので、この帽子をかぶって、綿の帽子と比較した時に5分後の頭の真上部分の温度が、10度以上低くなっている結果もあります。
実際にかぶってみましたが、全然違いました。頭の周辺・顔周辺の「もわっと」するような感じもなくなりますし、頭周辺は相当涼しかったです。

【Airpeak:Airpeak PRO Nanofront model】
最も過酷な陸上競技と言われる競歩の選手も愛用しているものです。仕組みが特徴的です。たくさんの隙間があり、帽子の中の空気の流れができるので、最大で15度ぐらい涼しくなるというものです。

井上貴博キャスター:
日陰を作るものじゃないということですよね。