連日続くうだるような暑さ。こうした中、スタミナをつけるため思い浮かぶのが「ウナギ」ですよね。
土用の丑の日も間近ですが、気になるのはやはりお値段です。
島根県松江市八束町の「うなぎ処 山美世」。
大正3年創業の老舗で、一番人気という「特重」は、特に幅広・肉厚のウナギを選んで盛り付けるという逸品です。
記者 入江直樹
「脂がのって味が濃厚です。もう頬っぺたどころかあごごと落ちちゃいそうですよ」
この店では、新型コロナの5類引き下げでの外食需要回復もあり、8月まですでに土日は予約で一杯です。
客
「また今年1年元気で頑張らないかんじゃないかという風なことで、ウナギを食べに行こうかなと」
また、米子空港に近いことから、外国人観光客も増えているということです。
うなぎ処 山美世 槙原拓人さん
「前年比でいくと200%のところでたくさんのお客様にご来店いただいて。中国・台湾のお客様から(ウナギが)非常にブレイクしているみたいで」
ところで気になるのは今年のウナギの価格。
この店では、仕入れ価格が3割から4割上っているということですが…。
スーパーなどではどうなっているのでしょうか?
買い物客
「ちょっと高いけど食べますよ」
買い物客
「家族3人だったら1本でも足りないけど(高くて)1本しか買えない」
マルイ両三柳店 須山直人水産マネージャー
「大体中国産で200円、国産で400円くらいは上がっている」
今年のウナギは軒並み高値傾向で、特に国産の養殖ウナギは400円ほど値上がりしているとのこと。
こうした背景にあるのがウナギの稚魚の不漁です。
今期、国内の養殖ウナギの稚魚の採捕量は去年の半分ほどで、輸入もので何とかカバーしていますが取引価格は去年よりも高値に。
国内でウナギ養殖を行う生産者団体などによると、さらにエサ代・燃料代の高騰が追い打ちをかけ、仕入れ価格は上っているということです。
こうした中…。
記者 土江諒
「こちらのウナギのコーナー。お馴染みのトレーに入ったものがずらりと並んでいるんですが、その横にあるのが、こうした真空パックに入ったお手頃サイズのウナギなんです」
マルイ両三柳店 須山直人水産マネージャー
「普通のパックですと4日間くらいしかもたないが、真空パックだったら1か月間もつというのと、個食パックになっていて、年配の方など少ししか食べたくないという方にもオススメ」
ここ数年高値が続くウナギ。
しかし、こちらのスーパーでは、丑の日の予約注文は現在、前年の120%を超えているということです。
マルイ両三柳店 須山直人水産マネージャー
「これからもっと暑くなっていくと思うが、ウナギを食べてスタミナつけて暑い夏を乗り切って欲しい」














