「闇バイト」で特殊詐欺の受け子などとして犯罪に加担する若者をなくそうと19日、宮城県石巻市の高校で、警察が安易に関わらないよう注意を呼びかけました。
石巻警察署 亀山岳也少年健全育成官:
「犯罪集団の下っ端、一員として使い捨てにされる。1回だけならばれない、すぐやめればいいんじゃない、1回だけだしというような感覚でするものでは決してない」

石巻商業高校で行なわれた犯罪防止の講話には、全校生徒およそ360人が参加しました。この中で、石巻署の担当者は、SNS上で実行犯を募る「闇バイト」は、仕事の内容が分からず、高収入をうたっていること、また、免許証といった身分証明書の送信を求められ、家族構成や親の勤務先なども徹底して聞かれると説明しました。そのうえで、1度でも手を出せば「個人情報をばらまく」などと脅され、特殊詐欺の受け子や強盗を続けさせられると伝えました。
生徒:
「若者が加害者になってしまうことを知って自分自身も気を付けないとと感じた」

「特殊詐欺のメールが来たら、家族や警察に相談したいと思う」

最後に、代表の生徒が「闇バイトの誘いはきっぱりと断る」などとする宣言を行ないました。
去年、特殊詐欺に加担して検挙された少年は、全国で477人に上ります。














