国連の安全保障理事会でAI=人工知能について討論する初めての会合が開かれ、AIがテロや紛争などで悪用されないよう各国が協調すべきだとの意見が参加国から出されました。
国連 グテーレス事務総長
「生成AIは善と悪の両面で大きな可能性がある。安保理が危機感を持ってAI技術に取り組むことを強く求める」
安保理の今月の議長国であるイギリスが主催し、18日、行われた会合では、生成AIの「チャットGPT」をはじめ、急速に発達するAIが医薬品の開発や災害予測など様々な分野で貢献していると評価されました。
一方で、ウソの情報の拡散や、AI兵器の無秩序な開発が加速することなどに多くの国が懸念を表明。日本や欧米、中国など各国がAIのリスクについて、今後、意見を交わしていくべきだとの考えを示したほか、中国やロシアは技術が特定の先進国のみに恩恵をもたらさないよう取り組むべきだと注文しました。
会議の中でグテーレス事務総長は、国際的なAI管理のあり方を提言する委員会を年末までに招集すると発表。さらに、人間の判断に基づかずに使用されるAI兵器を禁止する法的拘束力のある枠組みについて、各国に2026年までに交渉をまとめるよう近く求めることを明らかにしました。
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