静岡市の中心部に位置する大型商業施設「静岡東急スクエア」が7月17日、6年の歴史に幕を下ろしました。静岡市の中心街は今後どのように変わっていくのでしょうか。
<植田麻瑚記者>
「きのうは閉店セールが行われ、多くの人でにぎわっていた静岡東急スクエアは、ポスターがはがされていて、中では片付け作業が行われています」
静岡市葵区伝馬町の商業施設「静岡東急スクエア」。営業最終日となった17日はメッセージボードにあふれるほどの感謝の思いがつづられていました。
<高校生>
「遊ぶところが減っちゃった。結構ここでプリクラ撮ったので」
「小学校から来ていたのでちょっと悲しいです」
今後はビルの管理会社である「静岡伝馬町プラザビル」がオーナーとなり、「けやきプラザ」として8月1日以降、順次オープンする予定です。
静岡東急スクエアの目の前で10年以上にわたり、セレクトショップを営む山本晃由さんは開店前から見ていただけに、今回の閉店はショックだったといいます。
<generix 山本晃由さん>
「街の空洞化が進んでいくのは残念」
<植田麻瑚記者>
「静岡東急スクエアのすぐ隣にあった静岡マルイも、2年前に閉店しましたが、早ければ8月から、ホビー商品などを取り扱う駿河屋がオープンすることが決まっています」
静岡市に本社を置く「エーツー」はホビー商品や家電の買取・販売を手掛ける「駿河屋」を静岡マルイ跡地にオープンし、「ホビーのまち・静岡」を一層PRしていく狙いです。
アニメやゲームなどが地域振興の資源に。その例として挙げられるのが、静岡県沼津市の取り組みです。
沼津市を舞台にした人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」は、沼津市での経済効果が50億円ともいわれていて、駅周辺の店ではキャラクターにまつわる商品をそろえるなど、アニメを通じて誘客の促進を図っています。
<generix 山本晃由さん>
「いわゆるオタク文化が活性化に寄与する部分が非常に大きいと思っているので、静岡東急スクエアの跡地に、オタク文化に関わるようなものができれば相乗効果になるんじゃないかという期待もある」
さらに、静岡マルイの隣では、現在、高層ビルの建設も進んでいます。地上15階建てのこの再開発ビルには低層階に商業フロアができるほか、静岡理工科大学グループの新キャンパスが2024年4月に開設する予定です。
時代とともに変わりゆく静岡の中心街…おまちの再生は、賑わいの創出につながっていくのでしょうか。
静岡経済研究所の田原真一研究員は、駿河屋の進出について「多彩なイベントの開催などを含め、実店舗としての魅力を磨き、集客力を高めていく取組みが不可欠だ」と指摘しています。
また、けやきプラザについては「他の商業施設などとも協力しながら、エリア全体で集客力を高めていく方策も必要となってくる」と分析しています。
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