2022年に誕生したSBCドリームテニスツアー。ファイナルラウンドは優勝賞金1000万円という大会として注目を集めた。2年目となる今年、ファーストラウンドが7月22日(土)、23日(日)に兵庫県のブルボンビーンズドームで開催される。男子は1999年、2000年生まれの若手や、プロになりたてのフレッシュなメンバーが多くエントリーし、次世代の注目選手が目白押しだ。

男子出場選手のうち、上位2人は、羽澤慎治(23、JCRファーマ)JTAランキング16位、白石光(23、SBCメディカルグループ)同18位。白石は2000年生まれで、ジュニア時代から活躍。白石は早稲田大学に進み、卒業後プロへ。羽澤は1学年上で白石とは大学テニスでしのぎを削った者同士。お互いのプレースタイルを熟知しており、実力が拮抗している2選手の対戦は注目だ。

他にも、99年生まれ松田龍樹(23、フリー/22位)、00年生まれ市川泰誠(22、ノア・インドアステージ/29位)、松田康希(22、イカイ/32位)、田口涼太郎(23、Team REC/41位)も出場する。田口は「SBCドリームテニスツアー」に2度目の出場、他の3人は初出場。そして、松田(康)と田口は大学テニスで活躍し、プロに転向したばかり。松田(龍)は昨年大学を卒業しプロ2年目、市川は高校卒業後にプロの道を選んだ。それぞれの道筋は違うが、4人ともプロになった今、どこまで大会の上位に食い込めるのか期待される。

ワイルドカード(主催者推薦)1枚は、江原弘泰(32、エキスパートパワーシズオカ)同49位に決定した。江原は昨年2度の準優勝を経験しており、今大会特有の試合形式(4人1ブロック、男女計8ブロックによる総当たり戦)での勝ち方を熟知。今年こそは頂点に立てるのか、期待される。

そしてワイルドカードもう1枚はジュニアの富田悠太(16、ノアインドアステージ神戸垂水)。「全日本ジュニアテニス選手権」16歳以下で優勝、「Yoshi’s Cup」では2度の準優勝経験があり、プロとどこまで渡り合えるかに注目。将来有望な若手が、現時点でプロと対戦できる魅力がこの大会にはある。

今回の出場選手の中には、昨年の同ツアー大会の優勝経験者はいない。7月のファーストラウンドで決勝に進出した2人は、12月に開催される優勝賞金1000万円のファイナルラウンドの出場権を獲得できる。高額賞金獲得への第1歩となるこの機会、どの選手にとっても掴み取りたい栄冠となる。

※写真は左から羽澤慎治選手、白石光選手

※JTAランキングは第25週のもの。

【開催要項】
湘南美容クリニックPresents「SBCドリームテニスツアー」Tour First Round 

■期日
予選リーグ/7月22日(土)10:00〜
4人1ブロック、男女計8ブロックによる総当たり戦
決勝トーナメント/7月23日(日)9:30〜
予選リーグの上位2人のみ決勝トーナメントへ進出

■会場
大会・プロアマ/ブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市志染町三津田1708)

■賞金
優勝/100万円、準優勝/50万円、3位/30万円、4位/20万円、BEST8/10万円、BEST16/5万円
※優勝・準優勝した選手は12月のFinal Roundの出場権獲得

■種目
男女シングルス 各16人

■試合方法
予選リーグ/2ショートセット(3-3タイブレーク) ファイナル10Pマッチタイブレーク(ノーアドバンテージ)※1グループ4人、4グループによるラウンドロビン
決勝トーナメント/試合形式は予選リーグと同じ。※各グループ1・2位によるトーナメント