ロシアのプーチン大統領は、一方的に併合したウクライナ南部クリミアとロシア本土を結ぶ橋が損傷したことをめぐり、「ウクライナ側のテロ行為だ」と主張し、報復攻撃を示唆しました。
ロシア プーチン大統領
「今回起きたことはウクライナ政権による新たなテロ行為だ。当然、ロシアからの対応はあるだろう。国防省が適切な措置を準備している」
プーチン大統領は17日、クリミア橋の損傷について、現地を視察した副首相らから報告を受け、「当然、ロシアは対応する」と述べ、報復攻撃を示唆しました。
ロシア当局は「水上ドローン2機によるテロ攻撃」だとしていて、巻き込まれた2人が死亡したとしています。
ウクライナ側はこれまで、公式に関与を認めていません。
クリミア橋では去年10月にも橋の一部が崩壊する大規模な爆発があり、ロシアはウクライナ側によるテロ行為だと主張し、報復としてエネルギー関連施設などへのミサイル攻撃を行っていました。
クリミア橋はロシアにとって戦略的に重要なインフラとされていて、プーチン氏は「橋に対し、2度目のテロ攻撃がすでに行われた」と述べ、ロシア側の防衛態勢への不満もうかがわせています。
一方、ロシアがウクライナ産穀物の輸出をめぐる合意の履行停止を表明したことに、合意を仲介した国連は。
国連 グテーレス事務総長
「ロシアが穀物輸出の合意停止を表明したことを深く遺憾に思います」
グテーレス事務総長は、合意によってこれまで3200万トン以上の食料が輸出されてきたとした上で、今回のロシアの決定は「世界中で困窮する人々に打撃を与えるだろう」と懸念を示しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、「ロシアなしでも黒海からの輸出を続けるため、必要なことを行う」との声明を発表しました。
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