浦戸湾に浮かぶ島「丸山台」を、観光や史跡として活用できたらとの思いで、活動を進める団体が清掃作業を行いました。
清掃作業を行ったのは、高知女性経営者の会・ひよこ会高知のメンバーと県の職員、およそ30人です。参加者は17日朝、船で丸山台に上陸した後、さっそく清掃を行いました。
丸山台は、明治時代に料亭が運営する温泉場があったほか、板垣退助が帰郷した際には民権活動家が祝宴をあげるなど、自由民権ゆかりの地として記念碑が建てられています。

現在はほとんど人が立ち入っておらず、17日朝は厳しい暑さの中、参加者が地面に堆積した鳥の糞や雑草を取り除き、記念碑やベンチを水洗いするなど、およそ1時間にわたりきれいにしていました。

■参加者
「熱中症に気をつけて塩分・水分をちゃんと取ってやりました。大昔、料亭があったみたいなんで、そこまでじゃないにしろ、みんな気軽に行けるような宴会なんかできるようなところになればいいと思います」
■参加者
「掃除を維持して一般の方も来やすい公園になったらいいなと思いました」
平成に入り、県が護岸や休憩施設などを整備した丸山台。今では“野鳥のオアシス”となっていますが、ひよこ会高知は「丸山台」を観光や史跡として活用できたらとの思いで、活動を進めています。
■ひよこ会高知 中田由季 会長
「みんなでここの公園が使えて、また自分たちの手で清掃もして使用できる、という公園にしたいと思っています。いろんな方の知恵を借りながら、どうやったら皆さんがここへ渡ってこられるか、ということを考えていきたいと思います」

ひよこ会高知は、秋にも丸山台の清掃を行う予定です。














