アメリカのケリー大統領特使が16日、中国・北京に到着しました。17日から、中国側と気候変動問題について意見交換を行う予定です。

中国国営の中央テレビによりますと、バイデン政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使は16日、北京に到着しました。

中国高官との会談は17日からだということで、11月にUAE=アラブ首長国連邦で行われる国連の気候変動対策の会議=COP28に向けて意見が交わされる予定です。

バイデン政権では、先月からブリンケン国務長官とイエレン財務長官が相次いで北京を訪れていますが、比較的、協力しやすいとされる気候変動の分野から悪化した米中関係の改善を模索する狙いもあるとみられます。