下の部分が溶け出したような自動販売機は目を引きますが、子どもが感じる気温はずいぶん高いですね。暑い日が続く中、こちらのイベントでは飲み物が無料配布され、熱中症対策が呼びかけられました。

実は、天気予報でお伝えしている気温は150cmの高さで計測しています。しかし炎天下では、アスファルトなどの地面の温度は非常に高くなるため、背の低い子供は、大人より暑さに近い環境にいることになるんです。

サントリーとウェザーマップによる、こちらの実験画像を見ると、子どもの体が真っ赤になっていますよね。照り返しの影響などにより子どもの胸のあたり気温は、大人よりも7℃も高い事が分かったそうです。

熱中症予防管理者 多胡安那さん
「熱中症の原因は気温の高さだけではないが、温度が上がる程、リスクは上がる。大人の気温よりも高い所にいる子どもは、自動的にリスクが高くなると思います」

子どもは汗をかくといった体温調節機能が未熟な事が多いため、様子に変化がないか、よく観察する事が大事だと言います。

「水分を持ち歩く。塩飴とか絶対に携帯して出るようにしている」
「(ベビーカーを)閉めてしまうと熱がこもるので、開けて風通しを良くしている」

今後も危険な暑さが続きます。あすのお休みは、くれぐれも涼しい場所でお過ごしください。