石破元自民党幹事長がマイナンバー保険証に喝!!メリットがあるなら、なぜその理解を広げるとこから始めないのか!最初から「廃止」を区切ったら脅しになってしまう!などとバッサリ。
そして、今後の政府のあるべき姿を語ります。また、トランスジェンダーの経産省職員への女性用トイレ使用制限を「違法」とした最高裁判決にも、「トイレ問題」「温泉問題」で持論を展開。
今後の岸田内閣の解散総選挙も縦横無尽に熱く語ります。是非ご覧ください。
(聞き手:TBSテレビ政治担当解説委員 石塚博久)
マイナンバーのトラブルは“制度の問題”ではない 「きちんと説明を」
ーーマイナンバーをめぐるトラブルで混乱が続いています。

自民党 石破茂 元幹事長:
私は昔、銀行でコンピューターを使っていたことがあるんですけど、やっぱり新しいシステムを入れるときってのは、どうしてもそれ(トラブル)はある。例えば、マイナポイントがつきますよって話になって、ものすごく(申請が)殺到したんですよね。多分、現場で入力する人たちって、もうずっと徹夜でヘトヘト状態だったと思うんです。だからトラブルがあっていいって話では全くありませんが。あと、戸籍にふりがなって振ってないんで。同一人格であるかどうかきちんと確認できないってことはあったんですよね。
これはマイナンバー制度っていうのが問題なわけではない。やっぱり、マイナンバー制度はもう確定してるわけです。返納しようが何をしようが。マイナンバーカードを返納するぞって言っても、マイナンバー制度が無くなるわけでも何でもない。不便になるだけの話。そこはごちゃごちゃになってるところがある。
やっぱり、間違って交付しちゃったとか、ましてや自分の情報が他の人にいっちゃったとか、これは「ごめんなさい」とか「QUOカード500円分」とか、もうそんなことで済む話でもなかろうよって気はします。そういうことが起こらないために何ができるんだってことをきちんと説明しなきゃいけない。
健康保険証にしてもそうなんだけど、今は紙じゃないですか。本人かどうか確認できない。それを悪用して3000億ぐらいかな、「なりすまし」みたいなことで不正を働いた人もいるわけで。そういうのは無くなるわけですよね。あるいは納税もきちんとできるようになる。
これだけ多くの患者さんがいて色々な診療情報がある。それの蓄積っていうのは、医学の進歩にものすごく貢献するはずなんです。「こういうことをやるためにマイナンバーカードなんです、ご理解ください」ということと、どうやったら間違いが生じないかをきちんと明らかにすること。そして現場の過度な負担を減らしていかないといかんですよね。そういうことをきちんと説明する。その場その場で「二度と起こしません」とかそんなことを言っても、人々は信用しないんで。河野さんも一生懸命やってるんだと思いますよ。ですけど国民が「そうだね」と得心していただける努力は我々、政府与党としてもっとやらなきゃいかんと思いますね。

ーー具体的なメリットはもっと伝えた方がいいと思います。岸田総理は会見で「諸外国の中でもデジタル化が遅れている状況の中で受診履歴をもとに質の高い医療を実現する」という言い方でした。
自民党 石破茂 元幹事長:
(総理の発言は)そうなんだけど、それって何なのよって話でね。総理は言葉を正確に選ばれるからそうなるのだろうが、私が昔、厚生労働の仕事やってるときに「名医という言葉がある内は医学は科学ではない」と。要するに「この病気は何とか大学の何とか先生でなきゃ駄目」みたいなそういう話があるじゃないですか。でも、色々な医療の情報の蓄積によって「こういう症状だったらこの治療法」みたいな、そういうものがもっと普遍化していかないと。お医者さんの「当たり外れ」で左右されちゃう、みたいなことを改善していく必要はあると思うんですよ。
「こんなメリットがあります」ということと「ミスが許されることじゃありません」ということを両方言わないと。人々が「何だ、けしからんじゃないか、やめちまえ」みたいになるのは決して良いことじゃないですね。
紙の保険証廃止は“脅かし”に… 政府は「飴と鞭」多用すべきでない
ーー1年の猶予期間もありますが原則来年秋に今使っている紙などの保険証を廃止すると。これへの反発は強いようです。
自民党 石破茂 元幹事長:
やっぱり「脅(おど)かし」に聞こえちゃうんだよね。「いいですか、ちゃんとやらないともう健康保険証使えなくなっちゃいますよ」と。「下手すると10割自己負担ですよ」みたいなね。それはそうなんだろうけれど、やっぱり政府の政策目的というものが正しいのであるならばそれをご理解いただく努力が必要であって。やらないと大変なことになりますよっていうのは「飴と鞭」。「飴と鞭」という言葉が適切かどうか知らないが…マイナポイントで「飴」でしょ。紙の保険証を使えなくなりますよ、10割負担ですよっていうのが「鞭」だよね。私は個人的には、政府の政策ってのはあんまり「飴と鞭」を多用すべきだと思っていないんですけどね。















