実際の形とは違ってみえる「目の錯覚」を利用した不思議な世界が、北九州市のスペースLABOに登場しました。。その一部を記者やカメラマンが体験しました。ぜひ動画でもお楽しみください。
◆円形?ひし形?本当はどっち?
RKB下濱美有記者「モニターに映るのは円形のオブジェに入っている私。一方で別のモニターにはひし形のオブジェに入っているように見えます。一体これはどうなっとーと?」
北九州市八幡東区のスペースLABOで7月15日から開かれるのは、目の錯覚を利用したアートが並ぶ「どうなっとーと?展」 福岡の言葉で「どうなっているの?」を意味する企画展は、足を踏み入れると不思議な体験に思わずうなってしまいます。
◆どっちが本当?
2色に見えるカメレオンは実は1色。ハート型の立体作品は鏡に映してみるとスペードやダイヤの形に見えます。
◆まっすぐに歩けない橋
実際には揺れていないのに揺れているように感じ、まっすぐ歩くことが難しい橋。周りの鏡が揺れることで、あたかも自分が渡っている橋が揺れているように錯覚しているのだといいます。実際には下りているのに、モニターで見ると上っているように見える階段も。
◆目に見える世界がすべてではない
錯覚が生み出すこの不思議な世界は、数理工学に基づく計算によってつくられているといいます。
企画展を監修した 明治大学杉原厚吉特任教授
「普段の生活の中では、目で見て物の形を理解していますから、見たら形は分かるというのは素朴な常識だと思います。でもここにある作品をみるとそれが覆されます。見たからといって分かったつもりになるということは危険だということを理解してもらえるのでは」
「今目に見えているものは本当に正しいのか」 実に哲学的で奥深い、不思議な世界。あなたもきっとつぶやきます。「どうなっとーと?」
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