魚介類を食べた後に激しい腹痛や吐き気を引き起こす寄生虫=「アニサキス」について、魚を提供する飲食店経営者らが、生きているアニサキスを観察し、食中毒の予防を学ぶ研修会が開かれました。

「うわぁ、これだ。動いている!」

私たちの体内に入ると激痛を引き起こす「アニサキス」
2~3センチほどの長さで、白い糸のように見えるのが特徴です。サバやアジ、サンマ、イカなどの魚介類に寄生します。

このアニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べてしまうと、アニサキスが胃や腸の壁に侵入し、刺すような胃の痛み・腹痛やおう吐などを引き起こすのです。

【新潟市保健所 食の安全推進課 堀澤千栄子 副主査】
「食後2から8時間くらいで起こるそうです。食中毒としては、結構早く出るほう」

12日は新潟市保健所の職員が、新潟市内で飲食店を経営する人らにアニサキスの予防方法を解説しました。ポイントは、十分な加熱・冷凍を行うこと。新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除くこと、目でよく確認して除去することです。さらに…

「あれそうだ?そうだね」

ブラックライトで照らすと、アニサキスが白く発光し見つけやすいということです。