太平洋戦争と地域の関わりを知ることができる展示会が、須坂市の博物館で開かれています。

須坂市立博物館で11日から始まった特別展「須坂の太平洋戦争」は、戦争体験者が少なくなっている中で、幅広い年代に戦争の現実を知ってもらおうと、初めて企画されました。

須坂市から満州へ、移民や開拓団員を募集する当時の資料や、実際に満州へ渡った人の証言などが展示されています。

■学芸員 杉村奏依（すぎむら・かなえ）さん
「世代を超えて見ていただき、展示を見ながらあの時こうだったとか、こういうことがあったということを共有できたらいいなと」

博物館以外に、須坂市内の笠鉾会館にも資料などが展示されていて、特別展は9月24日まで開催されています。