放送評論家などで作る団体が放送文化の向上を願い、個人や優秀な番組などを表彰する「第59回ギャラクシー賞」の贈賞式が、1日都内で行われ、BSS山陰放送の森谷佳奈アナウンサーにラジオ部門DJパーソナリティ賞が贈られました。

これまでに爆笑問題や星野源さんら、そうそうたる面々が受賞しているDJパーソナリティ賞。

今回、森谷アナが評価されたのは、7年目に突入した、BSSラジオ「森谷佳奈のはきださNight!」。毎週月曜、午後8時から2時間の生放送番組です。

森谷アナはパーソナリティとして、radikoとSNSの親和性をいち早く取り入れ、本音と少しの毒を吐きだしながら、新たなリスナーを獲得する工夫を続けてきました。

例えば「今夜のあて」は、森谷アナがスタジオで生クッキングを行う人気コーナー。
クッキング中にもリスナーからコメントや夜食の写真などが寄せられ、リスナーとのキャッチボールが展開されます。

「はきださNight!」の知名度を一気に上げたのが、「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)。
番組内の「全国新番組選手権2016」という企画で、「はきださNight!」がリスナー投票でグランプリに輝きました。

また、系列局番組とのコラボも積極的に実施することで、エリアを越えてリスナーを獲得。
radikoをうまく使い、全国から聴かれる番組になりました。今回の贈賞式の司会を務めた鬼頭里枝アナウンサーも、コラボ仲間のひとりです。

選評では「今なお新規リスナーを獲得する工夫を続けており、番組とともにローカル局の希望の星的存在」ともされた森谷アナ。
贈賞式のスピーチでは、今後の野望も吐き出しました。

森谷佳奈アナウンサー
「ギャラクシー賞は、私の中ではゴールではなくて通過点だと思っています。SNSを使った、一方通行ではなくて皆さんと一緒に会話のキャッチボールができる番組をどんどん作っていけたらと思っています」