メジャーリーグのオールスターゲームが行われ、初選出の千賀滉大投手の地元、愛知県蒲郡市ではたくさんの人たちが声援を送りました。
エンゼルスの大谷翔平選手とメッツの千賀滉大投手の2人の日本人が選出された、ことしのメジャーリグのオールスターゲーム。
千賀投手の地元蒲郡市では…。

(大野和之記者)
「JR蒲郡駅です。千賀投手を応援しようとファンが集まっています」
千賀投手の等身大パネルが置かれているJR蒲郡駅のパブリックビューイングでは、オールスターでの活躍を見届けようとたくさんの市民や野球ファンが集まりました。

蒲郡市民らが注目する中、大谷選手が打席に。かつてイチローさんらが在籍したシアトル・マリナーズの本拠地で行われた12日の試合。スタンドからは「シアトルに来て!」の大合唱。鳴りやまない声援の中、大谷選手の第1打席は、三振。
第2打席はフォアボールを選び、大谷選手は試合から退きます。
一方、地元のスター、千賀投手の登板を心待ちにする蒲郡市民。

その中には、千賀投手の幼なじみで小学校から高校まで同じチームで野球をしていた西村仁志さんの姿がありました。

千賀投手がメジャー初勝利を挙げたときにも、LINEで祝福のやりとりをしたといいます。
(西村仁志さん)
「(オールスターには)なかなか出場できるものではないので、思いっきり楽しんでほしい」
会場には千賀投手から寄贈された特注のグローブが。蒲郡市のシルエットとシンボルマークの市章もデザインされています。

(西村仁志さん)
「熱い男なので蒲郡にそういう思い入れがあるんだと思う」
試合は息詰まる投手戦で、1点差のまま最終回へ。
最後のバッターが三振に倒れ、千賀投手は出番のないまま初選出のオールスターが終わりましたが、地元の人たちは世界で戦う千賀投手に勇気をもらった様子でした。

(西村仁志さん)
「(Qきょうの様子は)楽しんでいるようだった。シーズン中には表に出さない表情も見られたのでよかったなと。滉大が活躍することで蒲郡市の活性化につながると思いますし、生まれ育ったふるさとを忘れずに活躍してくれることを願っています」