10日に名古屋市天白区のゴルフ練習場でネットが倒れた事故で、気象台は突風の影響があったとみて現地を調査しました。

10日、天白区の「東山公園ゴルフ」で防球ネットを支える鉄柱の一部が折れ曲がり、ネットが約90メートルにわたって倒れました。
当時練習をしていた数人の客にけがはありませんでした。
ネットが倒れたのは突風が原因とみられ、名古屋地方気象台は12日午前から倒れたネットや支柱のほか、現地での突風の強さや種類などを調査しました。

また、近隣の住民に聞き取り調査も行いました。
(住民
「バリバリという音で、雷じゃないと思ったんです」
当時、名古屋の最大瞬間風速は20メートルを観測したほか、上空に活発な積乱雲が通過していたということです。
近所の人たちは突然のことだったといいます。
(住民)
「すごい風が一瞬だけ吹いたんですよ。ちょっと外見たら倒れちゃって。雷が鳴ったかなんだかしてて、ちょっと(風が)吹きかけたなという感じではあったけど」
「あんなに倒れているとは思わなかった」

ゴルフ練習場では鉄柱の修理や倒れた原因を調べるため、現在、営業をとりやめています。