中国の6月の新車販売台数が11日に発表され、EV=電気自動車などの新エネルギー車が3割以上を占めました。一方、業界団体は「需要はなお不足している」と懸念を示しています。
中国自動車工業協会によりますと、6月の中国の新車販売台数は去年の同じ月よりも4.8%多い262万2000台でした。このうちEVなどの新エネルギー車は80万6000台で、全体の30.7%を占めました。
中国のEV最大手、BYDが去年の6月と比べおよそ9割増の25万3000台を販売したほか、アメリカのEV大手テスラも18.7%増の9万4000台を売り上げました。
一方で、▼トヨタ自動車がマイナス12.8%、▼ホンダがマイナス19.8%、▼日産自動車がマイナス28%といずれもふた桁の減少で、日本メーカーの不振が続いています。
景気回復の遅れが指摘される中、自動車の販売が戻るのか注目されていますが、中国自動車工業協会は「需要はなお不足し、業界への圧力は大きい」と懸念を示しています。
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