女子ホッケーの日本代表「さくらジャパン」が、赤磐市の競技場でアイルランド代表と合同合宿を行っています。1日は親善試合もあり、地元の人たちが観戦しました。東京五輪の前にリニューアルされたホッケー場を今後も活かそう、という取り組みです。

素早い攻守の切り替えに、巧みなスティックさばき。果敢に相手ゴールに襲いかかるのは、女子ホッケーの日本代表「さくらジャパン」です。

さくらジャパンは来月のワールドカップに備え、赤磐市の熊山運動公園のホッケー場で、国内での最終合宿に臨んでいます。

1日にアイルランド代表と親善試合を行い、地元ファンらの前で国際レベルのプレーを披露しました。

(訪れた人)
「スピードがあって技術もあって楽しいと思います」
「町おこしにもなりますし、見るにも楽しいですからどんどん来てほしいですね」

このホッケー場は、海外チームが東京五輪の事前合宿を行った、いわば岡山の「ホッケーの聖地」です。利用したチームの評価は高いと言います。

(岡山県ホッケー協会 平尾 豊 理事長)
「オリンピックと同じ競技場で、非常にコンパクトにまとまっている。ここの施設は『日本の中でもトップクラスで素晴らしい』という評価をいただいてますので」

(女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」永井 友理 主将)
「ここの環境がすごく良くてグラウンドもすごくいいですし、本当に応援してくださる方もたくさんいて、自分たちもすごく有意義な時間を過ごさせていただいてます」

「1たす1は2ー」
「わかんないよ、英語じゃないし」

アイルランドの選手たちも8日間赤磐に滞在。最新の施設だけでなく地元のおもてなしの心も届いたようです。

(アイルランド代表 ケイティ・ムラン 主将)
「きのう、赤磐の公民館でとても素晴らしい日本文化を体験しました。茶道や着物の着付け…」

さくらジャパンとアイルランド代表の親善試合は2日と3日も行われます。ホッケー場からさらなる賑わいや交流を生み出せるか、今回の合宿誘致は試金石となります。