WMO=世界気象機関は今月に入ってからの1週間が観測史上、最も暑かったと発表。世界各地で異常気象も相次いでいます。
スペインの首都、マドリード。多くの観光客が訪れる中、街を熱波が襲い、10日の最高気温は40度に。
「とてもとても暑い。日陰があるだけでありがたい。あまりに暑くて、5分も歩けない」
この日、スペイン南部は最高気温44度を記録するなど危険な暑さで、一部地域には猛暑時の屋外作業を禁止するなどの指示が出されています。
こうした中、WMOは10日、暫定的なデータとして7月第1週の世界平均気温が観測史上、最も高かったと発表しました。太平洋の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が発生した影響で、世界の海面水温も今年5月、6月と連続で過去最高を記録。WMOは「生態系や環境に壊滅的な影響を与えうる」と警告しています。
こうした中、アメリカ東部では、9日から集中豪雨が発生。河川が氾濫し、各地で洪水が発生しました。一方、南アフリカの最大都市ヨハネスブルクは、南半球にあるため今は冬ですが、10日は寒冷前線の影響で11年ぶりとなる雪に見舞われました。
地球規模の課題である「気候変動」への取り組みが急がれる中、WMOは今後もさらに世界の気温が高くなる可能性を指摘、「私たちは未知の領域にいる」と警鐘を鳴らしています。
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