記録的な大雨で福岡県と佐賀県ではあわせて6人が死亡、2人の安否が分かっていません。土石流が発生した久留米市田主丸町から中継です。

久留米市田主丸町竹野です。土石流が発生した現場が見える場所にいます。大きな岩や木があり、そして電柱も傾いていて、どれほど激しい流れだったかが分かります。

救助された人
「しばらく流れて止まったら、土石流が窓の所に来ていた。窓までたどり着いたら、消防や地元の人がいたから助けを求めた」

きのう発生した土石流では住宅7棟が損壊、10人が救出されましたが心肺停止の状態で見つかった70代の男性が死亡しました。

田主丸中央病院も浸水し、患者およそ50人を2階に避難させました。1階が浸水したことを受けて、きょうも外来の受け付けはできずにいます。

線状降水帯の発生で福岡県と佐賀県では、広い範囲が冠水。これまでに6人の死亡が確認されているほか、2人の安否がわかっていません。住宅2棟に土砂が流れ込んだ佐賀県唐津市の現場では、きょうも午前6時から安否が分かっていない男性2人の捜索が続いています。

記録的な大雨から一日がすぎ、被害の全容が少しずつ明らかになってきています。