ウクライナ侵攻開始から500日が経過したことを受け、ウクライナの駐日大使が会見し、アメリカから供与が表明されたクラスター爆弾について「非常に効果的だ」と述べました。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「クラスター爆弾を使用するのは戦場のみです。我々の領土にロシア軍が築いた防衛線を崩すのに有効だからです」

ロシアによるウクライナ侵攻から500日が経過したことを受け、きょう会見したウクライナの駐日大使はこのように述べ、アメリカから供与が表明されたクラスター爆弾の重要性を強調しました。

クラスター爆弾は不発弾により無差別に民間人を殺傷するおそれがあるとして、国際条約で製造や使用が禁止されていますが、アメリカやロシア、ウクライナは加盟していません。

コルスンスキー大使は、クラスター爆弾が不発弾として残る可能性にも言及し、「クラスター爆弾を使用する土地では、私たちには地雷除去の義務がある」と話しました。

また、ウクライナの平和は人々が故郷に帰り、この国を建て直すことだ、と述べ、地雷除去や今後の復興におけるインフラ面での日本による支援に大きな期待を示していました。