活発な梅雨前線の影響で、石川県は8日夜、所によって激しい雨が降りました。前線は11日にかけて本州付近に停滞する見込みで、今後も警報級の大雨が続く可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
石川県は8日夜、加賀地方を中心に雨の降り方が強まり、県が金沢市に設置した雨量計では、午後10時までの1時間に39ミリの激しい雨を観測しました。

7日の降り始めから9日午前9時までに降った雨の量は、白山白峰で82ミリ、白山河内で75ミリ、加賀中津原で72ミリ、金沢で70ミリなどとなっています。
加賀地方では9日夕方にかけて、1時間に30ミリの激しい雨の降る所がある見込みで、雨雲が予想よりも発達した場合は警報級の大雨となる可能性があります。
10日午前6時までの24時間に降る雨の量は、加賀地方で100ミリ、能登地方で50ミリと予想されています。前線はその後も11日にかけて本州付近に停滞し、降り始めからの雨量が多くなり警報級の大雨が続くおそれがあります。
金沢地方気象台は10日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。また大気の状態が不安定になっていて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。