森田正光さん「先週の大雨と同じような状況が起こりそう」

小川彩佳キャスター:
再び大雨が心配な状況となっていますが、ここからは気象予報士の森田さんに入っていただきます。

気象予報士 森田正光さん:
大雨は水蒸気によってもたらされるんですけども、その水蒸気のもとというのは、インド洋にあります。インド洋、日本列島、そうするとずっと水蒸気の流れがわかります。この辺りの空気の流れ、これによって大雨がもたらされるわけですね。

小川彩佳キャスター:
帯になっているように見えますね。

気象予報士 森田正光さん:
日本付近をさらに拡大してみると、7日金曜日の夜9時ですけども、中国大陸からずっと湿った空気の流れが見られます。これを大気の川と言ってます。この大気の川の中で、集中豪雨、あるいは激しい雨が降ったりします。
九州北部から中国地方、さらに北陸と伸びてますが、そのあたりを含めて、今後の雨の予想、8日朝8時からの状況、流れに沿って、山陰地方から北陸、さらに東北地方。九州北部も激しい雨が降り始めてますが、そういう状況が9日、さらに10日の前半まで続く可能性があって、場合によっては線状降水帯が発生する可能性も新たに出てきました。

今後の予想される雨量ですけれども、8日夕方までに九州北部250ミリ。さらに9日日曜日にも加えて200~300ミリなので、合計すると500ミリ前後になりそうです。先週ちょうど大雨が降ったんですが、それと同じような状況が起こりそうということが言えると思いますね。

小川彩佳キャスター:
週末いっぱい注意が必要ということになりますか。

気象予報士 森田正光さん:
そうですね。土日(8日と9日)が特に心配です。そしてその後も11、12、13日、来週になると晴れ間が広がって梅雨明けが検討されるようになるかもしれませんが、とりあえず8日、9日に関しては梅雨末期の大雨になりますね。

小川彩佳キャスター:
夜間の大雨は垂直避難、さらにスマホの充電をしっかりとという備えをお願いいたします。